フードバンク団体を作る
団体立ち上げ準備
賛同者募集
フードバンク活動は、個人で新たに始めたり、団体を新たに設立したり、既存の団体の一事業として始めたり、様々な始まり方があります。活動に協力してもらいたい個人や団体に対して、協力を要請して賛同者を募っていくことが必要です。
既存団体視察
すでに活動を始められている団体に相談したり、実際の活動へのボランティア参加などを通じて、活動を進めていくためのノウハウを学ぶことも重要です。また、それらを通じて同じ志を持った実績ある主体とのネットワークを作っていくことも活動を進めていく上で重要になります。
活動目的決定
フードバンク活動には、食品・資金提供側である企業や団体・個人、食品を受け取る団体や個人、様々な関係者がいます。異なる視点を持った関係者間で意識を共有するには、活動理念や目的を明確にし、活動内容を具体化する必要があります。
活動を始めるにあたって何をしたらよいか迷われている方は、協議会までお気軽にご相談ください。また、協議会の加盟団体は全国で活動していますので、お住まいの地域の団体にもご相談ください。
活動開始
設立総会開催
活動目的を決定し、賛同者の募集もある程度進んだら、設立総会を開催して関係者が集まる場を設定することが重要です。関係者が一堂に会して、活動理念や目的、具体的な活動内容を共有し、いよいよ活動です。
任意団体設立
活動を開始する上で、行政や保健所への届け出や法人格の取得は義務付けられていません。任意団体として活動する中で、必要に応じて法人格の取得を検討していくのが一般的な流れです。
法人格を取得することで寄付が増えるとは限りませんが、寄付を受け易くはなります。また、助成金の中には法人格を取得していない団体を対象としていないものもあります。
食品の確保
食品の集め方
食品を集める方法には以下のような方法があります。
・食品関連企業から寄付してもらう
・他フードバンク団体からの提供
・農家から寄付してもらう
・企業等から防災備蓄品を寄付してもらう
・フードドライブを実施する
新設団体が冷蔵庫や冷凍庫を購入することは、あまりおすすめできません。その理由は、冷蔵庫や冷凍庫の購入、維持費にコストが掛かることや、冷蔵、冷凍食品の保管や配布には温度管理が必要になるからです。
活動を進めて行く中で、必要性に応じて購入を検討することをおすすめします。
倉庫の確保
倉庫を確保する方法には以下のような方法があります。
・自分が所有している物件を使う(活動初期には自宅を使うケースも有ります)
・一般の倉庫物件を借りる。
・知人等の関係者が所有している倉庫を借りる。
・一般企業が保有する倉庫の一部を借りる。
・空き家を借りる。
倉庫を借りる際のコストが通常の料金、低額、無償になるかは、倉庫物件の種類や、自団体の信頼性や交渉能力、所有者の意向、自団体と所有者との関係性等が影響します。できるだけ無償又は低額で
借りられる方法を探しましょう。