top of page

フードバンクイコロさっぽろ様にインタビューさせていただきました

NPO法人フードバンクイコロさっぽろ様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の清原と事務局の田原が、理事長の片岡有喜子様にオンライン上でお話を伺いました。

 

フードバンクイコロさっぽろ様の普段の活動の様子

 

インタビュー時の様子  左:清原(インターン生) 右:田原(事務局)

 

 

インタビュー内容

 

フードバンクイコロさっぽろ様では、今回の冬のプロジェクト期間中は具体的にどのような活動をされていますか。(清原)

 

片岡さん:

 

フードバンクこども応援全国プロジェクトの期間中は、12月中に150件、1月は中旬までに150件を目標に小包をお送りしています。

小包の中には、こどもたちが一人でお留守番をしているときにでも食べられるお菓子や、親御さんの調理が簡単なパスタなどを積極的に入れるようにしています。

また、通常の小包とは変えて、クリスマスに使えるスイーツの素やお正月に食べられるお餅など、イベントに合わせた製品をお送りすることで、こどもたちの楽しみが増えるように工夫しています。

 

 

フードバンク活動を行うにあたっての軸や大切にしていることを教えてください。(清原)

 

片岡さん:

 

フードバンク活動を行うにあたって大切にしていることは、消費活動で余剰となった商品や、生産過程で形状が崩れてしまったものなど、行き場を失ってしまった食べ物に光を当て、食品ロス削減につなげていくことです。

また、「困窮している人って本当にいるのですか」という声をいただくこともありますが、皆さんの周りにも少なからずいらっしゃいます。フードバンクをきっかけとして、そのような方々に思いを馳せるとともに、遠い国のことではないということを社会に広めていきたいと思っています。

 

 

フードバンク活動を行うにあたって、困っていることや悩みなどがあれば教えてください。(清原)

 

片岡さん:

 

企業様から寄贈いただく際、単一製品で多数でのご提案の場合、受け入れが難しいことがあり、寄贈をお断りするということもあります。フードバンク側で受け入れられないと、結果的として廃棄になってしまうこともあり、そのようなときは倉庫のキャパシティーやマッチング先などを考えつつ最大数を計算して対応していました。

ただ、今年、北海道フードバンクネットワークが立ち上がり、私たち以外のフードバンクが受け入れられるようになったので、どんな寄贈提案でも余裕をもってお受け入れすることができるようになり、嬉しく思います。

 

 

フードバンク活動を行うにあたって、片岡さんの夢を教えてください。(清原)

 

片岡さん:

 

私の夢は、今のこどもたちが大人になったころに、余った食品を寄付するのが当然のような世の中になっていることです。

札幌で行われた東京オリンピックのマラソン競技の際に、オーストラリアのマラソンチームから余った食品を寄付していただくことがありました。ホテルのフロントに「ここに寄付しておいてください」と言って帰国したそうです。

地元ではない地域でも食品が余剰したら現地のフードバンクを調べて寄付する。そのような姿勢から外国では少しでも食べ物が余ったら寄付するのが主流になっていることを知り、日本との意識の違いを改めて感じました。

 

 

インタビューを終えての感想

 

今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の清原です。

 

こどもたちの楽しみが少しでも増えるようにイベントに合わせた製品をお送りするなど、様々な工夫をされていることがわかり、フードバンク活動は食品を届けるだけの活動ではなく、困窮している方の精神的な支えにもなっているということが印象深かったです。

 

また、片岡さんの活動に対する熱い思いを聞いて、支援を必要としている方々に思いを馳せ、自分事として捉える大切さと、フードバンク活動の重要性を社会に伝えていく必要性を改めて感じました。

 

 

NPO法人フードバンクイコロさっぽろ様の取り組み

 

NPO法人フードバンクイコロさっぽろ様は、札幌市東区を拠点に「もったいない」食品を「ありがとう」へ変えるフードバンク活動を行っています。

「食品ロス削減」と「食のセーフティーネットの構築」を目標に活動しています。

 

 

NPO法人フードバンクイコロさっぽろ様の活動の詳細はこちら

最新記事
​カテゴリーから検索
アーカイブ
bottom of page