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フードバンクいしのまき様にインタビューさせていただきました

一般社団法人フードバンクいしのまき様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の後藤と事務局の田原が、代表理事の末永博様にオンライン上でお話を伺いました。


フードバンクいしのまき様の普段の活動の様子



インタビュー時の様子 右:後藤(インターン生)、左:田原(事務局)




インタビュー内容



フードバンクいしのまき様では、今回の冬のプロジェクト期間中は具体的にどのような活動をされていますか。(後藤)


末永さん:


宮城県内の18歳以下のお子さんがいらっしゃるご家庭への食品の提供と、子ども食堂をはじめ、フードパントリー実施団体への食品の提供を行っています。


平時は、行政や社会福祉協議会などの生活困窮者に対する相談機関からの要請を受けて支援する間接支援(行政や施設、団体を通じた支援)が中心なのですが、年末年始に限っては、通常業務に加えて直接支援という部分にも一部着手していきたいと考えています。



普段の間接支援ではどのような活動を行っていますか?(後藤)


末永さん:


フードパントリーを行っている団体や子ども食堂などの生活に困っている方への支援を行っている団体への食品提供を行っています。

具体的なスケジュールとしては、午前中に食品企業や個人からの食品の受け取り対応とそれに伴うデータ入力等を行っており、午後は梱包や配送を行っています。



これまでのフードバンクこども応援全国プロジェクトで印象に残った出来事や利用者の方からの声はありますか?(後藤)


末永さん:


フードバンクいしのまきでは行政や施設、団体を通じた間接支援を中心に行っており、支援を必要とする世帯に対して直接支援を行う機会はほとんどないため、利用者の方から直接お礼をいただくことは少ないです。

ですが、フードバンクこども応援全国プロジェクトでは直接支援を行っているので、利用者の方からお礼の言葉を直接いただける機会がありました。


以前の冬のプロジェクトの時はクリスマスシーズンということもあり、子育て世帯に対してお子様向けのお菓子をたくさんお渡しさせていただきました。その際には利用者の方から、感謝のおはがきをいただいたり、とても助かったという声をいただき、私たちのモチベーションにもつながっています。



フードバンクいしのまき様の個性や、ここはうちが一番だ!というような強みはありますか?(後藤)


末永さん:


東日本大震災でセカンドハーベストジャパンというフードバンク団体が石巻に復興支援のために拠点を作った際に、現地スタッフとして私を採用していただいたことがきっかけで、フードバンクいしのまきが始まりました。法人としては、全国と比べると新しいフードバンク団体なのですが、フードバンクの知識や実績があり、それが強みだと思います。


これらを生かして、今後は更に地域に根差したフードバンク団体を増やす活動に力を入れて、フードバンクを始めたいという方の支援をしていきたいと思っています。



フードバンクいしのまき様が抱えている課題はありますか?(後藤)


末永さん:


宮城県の沿岸部で活動しているため、水産加工の会社さんからの冷凍品の寄贈の提案をいただくことがありますが、冷凍設備が整っておらず、寄贈をお受けしきれていないという課題があります。

また、倉庫のスペースが足りておらず、行政に市で使っていない建物を倉庫として使わせていただけないかをご相談している最中です。



これからの活動方針を教えてください(後藤)


末永さん:


宮城県の北部でも活動を行っているのですが、活動エリアが広域なので一つの法人では車の燃料代などのランニングコストが多くかかってしまいます。そのため各フードバンク団体が、各地域に根差した活動ができるような仕組みを作っていきたいと思っています。


また、フードバンク活動に取り組んでいく中で地域の企業様との連携をとっていくことも大切なので、地域全体を巻き込んで活動ができるようにしていきたいと思っています。



お忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。(後藤)



インタビューを終えての感想


今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の後藤です。


フードバンクいしのまき様の活動地域ならではの課題や特徴、地域のつながりを大切にされていることなどもお話しくださり、大変勉強になりました。


フードバンクいしのまき様だけでなく地域全体をまきこんで社会問題の解決に取り組もうとする前向きな姿勢をみて、全国フードバンク推進協議会のインターン生としてお手伝いしていきたいという気持ちになりました。



一般社団法人フードバンクいしのまき様の取り組み


フードバンクいしのまき様は、「もったいない、をありがとうに!」をコンセプトに地元の企業や市民の方々と協力し、「フードセーフティネットワーク」の一端を担い、フードバンク活動の認知度の向上と、地域における活動の恒久化を目指し、活動に取り組まれています。



一般社団法人フードバンクいしのまき様の活動の詳細はこちら



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