フードバンク調布様にインタビューさせていただきました
NPO法人フードバンク調布様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。
今回は、弊会インターン生の清原と事務局の小林が、理事長の安保久恵様にオンライン上でお話を伺いました。
フードバンク調布様の普段の活動の様子
インタビュー時の様子
左:清原(インターン生) 右:小林(事務局)
■インタビュー内容
フードバンク調布様では、今回の冬のプロジェクト期間中は具体的にどのような活動をされていますか。(清原)
安保さん:
調布市役所の学務課、子ども家庭課と連携して、夏休みは「就学援助受給世帯」、冬休みは「児童扶養手当受給世帯」対象者に食品配布の応募チラシを送っていただいており、今回は、冬のプロジェクトとして「児童扶養手当受給世帯」約900世帯へお送りさせていただきました。
12月18日から22日までの5日間で、合計256世帯、対象のお子さん393名に食料を宅配便で届けました。
また、通常時にも同封している季節の折り紙に加え、NPO法人チャリティーサンタ様のご協力で、子どもたちへクリスマスプレゼントとして絵本もお送りしています。
フードバンク調布様が活動をされている中で、フードバンク活動の認知度の印象について教えてください。(清原)
安保さん:
新型コロナウイルスの流行前は、フードバンクの認知度はかなり低かったように思います。
しかし、新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、当初から連携を続けていた調布市の社会福祉協議会の生活困窮者相談窓口に相談に来られる方が増え、そこで紹介されたことにより徐々に認知度が高くなっていきました。
また、メディアの取材も増え、様々なところでフードバンクの活動が報道されたのも認知度向上につながっていると思います。
フードバンク調布様が力を入れている活動の一つであるフードドライブについて詳しく教えてください。(清原)
安保さん:
フードドライブは、現在、調布市内のスーパーマーケットや社会福祉協議会など、合計10か所に常設しています。
また、FC東京さんにお声をかけていただいて、新型コロナウイルスの感染拡大が緩和した頃から、試合開催のイベント時にフードドライブを共同で実施しています。
FC東京のサポーターさんに対してHPなどで発信していただくことで、フードバンクの認知を拡大することができています。
加えて、サポーターさんは家族連れの方が多いため、お子さんにもフードバンクの活動やフードドライブについて知っていただくきっかけになっています。
フードバンク活動を行うにあたって、今後の活動の展望について教えてください。(清原)
安保さん:
フードバンクの活動は、困っている方に食品などを渡すことですが、理想は困っている方がいない状況です。
しかし、支援を必要とされている方がいらっしゃる以上、フードバンク活動を続けていく必要があると思っています。
フードバンク活動を行うにあたって、私たち団体の力だけでは限界があります。
活動の発信を続け、みんなで助け合い、支え合う社会の実現を目指していきたいです。
インタビューを終えての感想
今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の清原です。
フードバンク団体単独で活動を行うだけではなく、支援を必要とされている方々に手厚い支援を行き届かせるために、行政や社会福祉協議会などと連携をすることの重要性を感じました。
また、究極的にはフードバンク団体が必要とされなくなる社会が理想であるという安保さんのお話は目から鱗で、印象深かったです。
NPO法人フードバンク調布様の取り組み
NPO法人フードバンク調布様は、「食を通じて助け合い、支え合う優しい社会」を目指し、活動を行っています。
福祉団体・福祉施設や食品を必要とする方に、集めた食品を届けるとともに、講演会やイベントなどを通して社会問題の啓発に取り組んでいます。
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