NPO法人フードバンク仙台様へ訪問しました
全国フードバンク推進協議会では2023年度休眠預金事業で、資金分配団体として「生活困窮世帯に対する緊急食料支援及び冷凍食品の取扱拡大事業」を行っております。
実行団体7団体の1団体で、宮城県にある特定非営利活動法人フードバンク仙台様へ6月NPO法人秋田たすけあいネットあゆむ様に続き、視察訪問をしてきました。
フードバンク仙台様は2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大による生活困窮者の急増を受け、困窮されている食の支援が必要な方(外国人、留学生、ひとり親世帯、路上生活者、日本人学生など)を対象に年齢や国籍を問わず迅速に食料支援をおこなうことを目的として活動を始められました。
理事の川久保様に、事務所での作業状況や、食品の保管方法、在庫管理状況等についてお話しをお聞きしました。
冷凍冷蔵品については事務所とは別に倉庫を借りられて食品の受け入れ配送を行っています。
フードバンク仙台様はボランティア登録者数が多く、当日も多くのボランティアの方々が梱包作業を行う様子が伺えました。
昨今の物価高騰の影響による食料寄付量の減少を受けて、個人や企業からの寄付で成り立つ全国のフードバンク団体の活動は、非常に厳しい状況に置かれています。
年間約3,000件の食料支援を行うフードバンク仙台様でも、食品の不足は続いており、米の在庫が残り1ヶ月分を割り込むなど、活動開始以来の危機的な状況に置かれているという状況とのことでした。
引き続き資金分配団体として、伴走支援を行ってまいります。