ハーモニーネット未来様にインタビューさせていただきました

認定NPO法人ハーモニーネット未来様は、現在、弊会が加盟フードバンク団体と連携して行っている「フードバンクこども応援プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の森田と事務局の濵田が、事務局長の藤原様、副理事長の増岡様にオンライン上でお話を伺いました。

インタビュー時の様子　森田(インターン生）

🟥インタビュー内容

1.ハーモニーネット未来様では、今回の夏のプロジェクト期間中は具体的にはどのような活動をされていましたか？(森田）

（藤原さん）

フードバンクこども応援全国プロジェクト期間中は、月に1回の食料配布を行っています。

7月と8月にはそれぞれ2回の配布を実施いたしました。配布方法には配送と手渡しの2通りがあり、配送では7月8月に106世帯分対応しました。さらに、事務所での手渡しでは約285世帯に配布を行い、引き続きサポートを行っていきます。

2.ハーモニーネット未来様はフードバンク活動以外にも多くの活動をされていますが、当初はどのような活動から始められたのでしょうか？(森田）

（増岡さん）

1987年、笠岡子ども劇場として設立し、活動当初は親子で生の舞台を楽しむ機会を主に提供していました。

活動を拡大する中で、国の制度だけでは困っている人々に十分な支援ができないことに気づきました。そのため、1999年に特定非営利活動（NPO）法人格を取得し、社会の様々な課題により細やかに対応することを決めました。

現在、私たちは設立から今年で37年目を迎え、こどもから高齢者まで幅広い世代の人々が安心して自分らしく生活できるよう、様々な事業を展開しています。すべての人がより良い生活を送れるよう、心を込めて支援を続けています。

3.様々な活動に取り組む中でハーモニーネット未来様のやりがいはどのようなものがありますか（森田）

（藤原さん・増岡さん）

私たちは、支援者と支援を受ける人との間に隔たりを作らず、フラットな関係を大切にしています。お互い様の精神で、皆が喜びを共有できる形を目指しています。そのため、支援を受ける方々からの感謝の言葉は私たちのやりがいになっています。

今回のフードバンクこども応援全国プロジェクト期間中にも「夏休み期間中に入り、給食がなく、お昼ご飯を作らなきゃいけないためすごく助かりました。」や「今年の諸物価高騰などが原因でお米が中々買うことができなかったので助かります。」「ひとり親になり、子育てしながら毎日孤独を感じていたけれど、私たちのためにたくさんの人が動いてくださっていると思うと感謝の気持ちでいっぱいです」という声を聞き、嬉しく感じました。

このような活動を継続して取り組むことで、私たち一人ひとりが心の豊かさや人としての成長を感じることができます。

また、課題に対してどのように行動するかを考え、実際に行動に移す機会をいただいていることに感謝し、今後も活動していきます。

4.フードバンク活動を行うにあたっての軸にしていることや大切にしていることを教えて下さい。（森田）

（増岡さん）

フードバンク活動において、私たちが大切にしていることは「思いやりの心」です。

私たちの身近には生活に困っている人々がいます。そのため、生活が困っている人々を見過ごさずに支援を行うことが重要であり、支援を通じて「ひとりじゃないよ」というメッセージを伝え、ともに支え合うことを大切にしていることです。

お忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。（森田）

インタビューを終えての感想

今回のインタビューを担当させていただいたインターン生の森田です。

ハーモニーネット未来様での持続的な支援活動や地域社会との深い関わりは、活動を行う上での「思いやりの心」が中心となって展開されており、特に、人と人とのつながりを大切にしていると実感いたしました。

特に支援を通じて「ひとりじゃない」というメッセージとともに支え合うことを大切にしている点は、地域社会全体の強い結びつきを感じました。

私も全国フードバンク推進協議会のインターン生の活動として、フードバンク団体様やフードバンクを利用する皆様との繋がりを大切にしていきたいと思います。