高知県の高校の防災訓練に参加しました
全国フードバンク推進協議会ではフードバンク岩手様とのコンソーシアムで、2021年度休眠預金事業(通常枠)で実行団体として「四国及び九州における災害時の食料支援体制構築事業」を行っております。
10月2日に実施された高知県の高校の防災訓練に、食支援の協力団体として参加しました。

防災訓練の様子
こちらの高校は、南海トラフ地震において津波による大きな被害を受けると想定されている地域に位置しており、日々防災に関する授業なども行っています。
今回の防災訓練の内容は、生徒だけでなく先生にもあえて詳細をお伝えせずに実施しており、自己の判断を元に避難が行えるようになることと、防災意識の向上をもとに実施されました。
◆実施内容
発災時の学校以外の避難場所や避難方法について全校生徒及び先生に説明
緊急地震速報を聞き、各自避難を開始
避難終了後、体育館に集まる
体育館での避難生活中を想定した物資の搬入
•学校入口から体育館まで生徒及び先生によるバケツリレー
•物資配布のための机や食品の配置
•物資配布の実施
5.フードバンクの説明及び講評

物資のバケツリレーの様子

校内の災害備蓄品配布の様子
生徒の皆様から以下のような感想をいただきました
・自分の身を守るのは自分自身だから日頃から考えていかないといけないと思った
・20分以内に避難しないといけないが、避難場所が複数ありどこに避難するかを考えたり、周りの人の動きが遅いかもしれないと考えると20分以内の避難は難しいかもしれないと思った
・実際発災した場合、避難所にいるご高齢者やお子さんのことも安心させられる生活ができたら良いと思った
・自分がどのように行動すべきかを考えて勇気を出して行動ができた
その他多くの気づきなども教えていただきました。

生徒さんに感想を頂いている様子
初めて高校の避難訓練に参加させていただき、大変勉強になりました。
また、参加者の方に自己判断を仰ぐ場面があったことが大変印象的で、今後事業の中でも避難訓練に協力させていただける場合には参考にさせていただこうと思いました。
このような避難訓練が全国的に実施されると、平時からの危機管理につながるのではないかと感じました。