About us

全国フードバンク推進協議会について

ABOUT US

日本のフードバンク
活動を
つなぐ
プラットフォーム

私たちは、食品ロス、貧困問題を解決する力になるフードバンク活動を日本で普及、推進する団体です。全国各地のフードバンク団体をはじめ、企業や行政など食品ロスや貧困対策などに取り組むステークホルダーのプラットフォームとして活動しています。

  • Vision

    明日の食事に
    困る人のいない社会をつくる

  • Mission

    国内フードバンク団体のあらゆる課題を解決し、
    食の支援を必要とする全ての人に必要な食品を届ける

日本の貧困を改善する
“フードバンク"の可能性

日本では、9人に1人の子ども(推計170万人)が貧困状態にある
一方で、1日あたり1.2万トン以上の食品ロスが発生しています。
フードバンクは、この食品ロスを有効活用し、「食の支援を必要とする人々」に食料を届ける活動です。食料を届けることは空腹を満たすだけでなく、困窮世帯の食費負担を軽減することにもつながります。浮いた分の資金をライフラインなどの支払いに充てられるため、生活全体の安定が期待できます。

必要な人に、必要な食料を届ける
全国フードバンク推進協議会の活動

日本では、食品ロス全体のうちフードバンクで活用できているのは1%未満です。また日本国内のフードバンク団体は人手や事業費、運営ノウハウ、活動に必要な寄付食品が不足しており、海外と比べると公的な支援制度も不十分です。

これらの課題が国内フードバンク団体の成長を阻み、結果として支援が必要な人々に十分な支援ができていません。

私たちは、これらの国内のフードバンク団体が抱える課題を解決し、フードバンクを取り巻く社会的環境を整備することで、支援を必要とする人々に必要な食料が届く社会を目指します。

  • 食品のマッチング

    全国規模での食品寄贈の窓口を担うことで、食品関係の企業が自社の食品を寄贈しやすい仕組みを整えています。

  • フードバンク団体支援

    ヒト・モノ・カネが不足するフードバンク団体にノウハウや資金、食品を提供することで、立ち上げや運営を支援しています。

  • 政策提言・調査研究

    フードバンク活動への公的支援制度を整備するため、全関係省庁への政策提言や、情報収集・調査研究事業を行っています。

  • フードバンクこども応援全国プロジェクト

    給食の無い夏休みや冬休みに、全国キャンペーンを通じて企業からの寄贈を受け付け、各地のフードバンク団体と協働して集中的な食料支援活動を行っています。

これまでの実績

  • 合計寄贈重量

    2,868t

  • 延べ支援団体数

    9,250団体

  • 延べ寄贈企業数

    1,168

2018年~2025年3月

代表あいさつ

代表理事

米山 廣明

プロフィール

山梨県南アルプス市出身。
愛媛大学理学部卒、2008年のフードバンク山梨設立時よりフードバンク活動に携わる。
2015年11月の全国フードバンク推進協議会設立時より事務局長、2022年1月より現職。
フードバンク団体の立ち上げ支援や育成、企業との連携促進、中央省庁や国会議員に対する政策提言活動に取り組む。

私がフードバンク活動に本格的に携わることになったのは、母が立ち上げたフードバンク山梨の新しい事業を手伝ったことがきっかけでした。

その事業は、ホームレスの方や生活に困難を抱える方々に、農作業を通じて就労意欲の向上や社会参加の機会を提供することを目的とした取り組みでした。現在は全国組織の代表理事を務めていますが、私の福祉的な活動は、作業着を着て彼らとともに土にまみれながら畑を耕すことから始まりました。

当時の私は、貧困は自己責任であり「働かざる者食うべからず」という考え方を持っていました。しかし、彼らと話をする中で、多くの方が幼少期から虐待や育児放棄といった過酷な環境に置かれていたことを知りました。

彼らの多くは高校に進学する選択肢すら与えられず、普通の仕事に就くために必要なキャリアやスキルを身につける機会を得られないまま社会に出ざるを得なかった人たちでした。

彼らは働いていないから困窮しているのではなく、必死に働いてもなお困窮せざるを得ない状況に置かれていました。その現実を目の当たりにし、生まれ育った環境が人生に大きな影響を及ぼすことを痛感しました。 

そして生活に困窮しているのは大人だけではありません。日本にも、給食がない夏休みや冬休みに十分な食事をとれない子どもたちがいます。クリスマスやお正月に、友達が当たり前に経験する喜びを自分だけ味わえない子どももいます。貧困は、子どもの自尊感情や未来への希望を奪っていきます。

こうした状況を変えたいとの思いから、私は現在、全国フードバンク推進協議会の活動として、全国のフードバンク団体と連携し、食品ロスを削減しながら支援を必要とする家庭や子どもたちに食品を届ける仕組みづくりに取り組んでいます。

今まさに支援を必要とする人々への食料支援はもちろん大切です。また、将来的な貧困リスクを減らすためには、幼少期の生活環境を改善することが重要であり、そのためにもこのような仕組みが欠かせません。

私たち全国フードバンク推進協議会は「明日の食事に困る人のいない社会をつくる」をビジョンとして掲げ、「国内フードバンク団体のあらゆる課題を解決し、食の支援を必要とする全ての人に必要な食品を届ける」ことをミッションとしています。

全国フードバンク推進協議会では、日本社会を「明日の食事に困る人のいない社会」へと変えていくために、日々活動に取り組んでおります。 皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

団体概要(about/profile.html)

団体概要・情報公開

団体情報、定款・事業報告書などの情報公開資料をご覧いただけます。

donation

明日の食事から
希望を届ける活動を
応援してください

支援を必要としている人々に食料支援を届けるには、皆さまのご寄付が必要です。
ぜひともご協力をお願いいたします。

食品寄贈をお考えの企業様へ

全国のフードバンク団体へ製品をご寄付いただくことで、食品ロスの削減と貧困対策への取り組みを通じ、SDGsの達成に貢献することができす。

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