活動報告

フードバンク能登様にインタビューさせていただきました

全国フードバンク推進協議会では、加盟フードバンク団体と連携して、学校給食のない夏休み期間に子育て世帯への集中的な食料支援を行う「第11回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施しています。
今回は、本プロジェクトの参加団体である「フードバンク能登」をご紹介します。
フードバンク能登は、令和6年能登半島地震をきっかけに設立されました。輪島市・珠洲市・能登町・穴水町などの奥能登地域で、行政や社会福祉協議会、災害支援団体等と連携しながら、被災世帯や子育て世帯、児童養護施設等への継続的な支援に取り組んでいます。
活動への思いや日頃の取り組みについて、代表の上野さんに、弊会インターン生の髙橋と事務局の大和田がオンラインでお話を伺いました。

Q. 設立の経緯と能登の現状について教えてください(髙橋)

上野さん:
フードバンク能登は、令和6年能登半島地震をきっかけに設立しました。
震災発生後、全国フードバンク推進協議会が被災地支援を目的として立ち上げた拠点を引き継ぎ、現在は任意団体として被災地での食料支援活動を続けています。

震災から時間が経ち、公費解体や復興公営住宅の整備が進むなど、少しずつ復興は進んでいます。早い自治体では、復興公営住宅への入居も始まる予定です。
被災地で生活している私たちから見ると、震災直後と比べれば復興は進んでいると感じますが、初めて能登を訪れた方からは「まだこんな状況なのか」と驚かれることもあります。

Q. 普段はどのような活動をされていますか(髙橋)

上野さん:
私たちは、被災地で暮らす方々への食料支援を中心に活動しています。食品を届けることにとどまらず、被災された方が必要な支援につながるきっかけとなることを意識しています。
被災された方一人ひとりで生活再建の状況や抱えている課題は異なります。そのため、それぞれの状況に寄り添いながら活動を行っています。

Q. 活動にあたって大切にしていることや理念について教えてください(髙橋)

上野さん:
私たちは、「被災された方全員が復興へ歩み出せるよう、食を通じて暮らしを支え、地域に寄り添い続けること」を大切にしています。
食料支援が、一人ひとりに必要な支援へつながる入口となることを目指しています。また、支援を受けることが特別ではなく、困ったときに自然と助けを求められる地域になってほしいという思いで活動しています。

Q. 第11回フードバンクこども応援全国プロジェクトでは、どのような活動を予定されていますか(髙橋)

上野さん:
今回のプロジェクトでは、輪島市内の団体と共同で、ひとり親世帯を対象としたフードパントリーを実施する予定です。その他にも地域で活動する団体と連携し、お店屋さんごっこなど、子どもたちが楽しみながら参加できる企画も検討しています。被災による地域環境の変化などを背景に、子どもたちがさまざまな体験に触れる機会が限られる中、このプロジェクトを通じて、食料支援だけでなく、子どもたちがお仕事体験など新たな経験ができる機会も充実させていきたいと考えています。

食を通じて、子どもたちや保護者が安心して子育てができる環境を作っていきたいと考えています。

Q. 今後取り組みたいことや目指している地域の姿について教えてください(髙橋)

上野さん:
この地域は高齢化率が約50%と高く、2人に1人が65歳以上という地域です。そのため、高齢者への支援は引き続き重要です。
一方で、子育て世帯の中にも支援を必要とする方がいますが、「自分たちが利用してよいのだろうか」とためらうことがあります。今後は、高齢者への支援を続けながら、そうした子育て世帯にも必要な支援がつながるよう、取り組んでいきたいと考えています。

利用された方から「助かるから続けてほしい」「またお願いしたい」といった声をいただくことが、私たちの一番の励みになっています。先日実施したひとり親世帯向けのフードパントリーでも、多くの方から感謝のメッセージをいただきました。そうした声に応えられるよう、これからも支援を必要としている方に寄り添いながら、活動を続けていきたいと思っています。

被災地では地域の企業も震災の影響を受けているため、地元企業へ寄附や協力をお願いしづらい状況があります。支援を継続していくためには、県外や被災地外の企業・事業者の皆さまとの新たな繋がりも必要だと感じています。 

インタビューを終えての感想(インターン生 髙橋)

ac25c27876e7203d8e185f9fcf9f8945-1785829880.png

インタビュー中の様子(インターン生 髙橋)

インタビューを通して食料支援をきっかけに人と人とのつながりを生み出し、地域全体を支えていきたいというフードバンク能登の強い思いが伝わってきました。特に、「困ったときに、自然と助けを求められる地域を目指したい」というお話が印象に残っています。
また、被災地であることから近隣の企業へ寄附をお願いすることにためらいがあり、県外企業や事業者との新たなつながりが必要であるという課題についても伺いました。 

今回のお話を通じて、フードバンクによる支援は、食品を届けることにとどまらず、地域と企業、支援を必要とする方と支援者をつなぐ大きな役割を担っていることを学びました。
今回得た気づきを今後の活動に活かし、フードバンク活動や地域で支え合う仕組みについて、さらに理解を深めていきたいと感じました。

フードバンク能登の詳細はこちら
URL:https://foodbanknoto.org/

donation

明日の食事から
希望を届ける活動を
応援してください

支援を必要としている人々に食料支援を届けるには、皆さまのご寄付が必要です。
ぜひともご協力をお願いいたします。

食品寄贈をお考えの企業様へ

全国のフードバンク団体へ製品をご寄付いただくことで、食品ロスの削減と貧困対策への取り組みを通じ、SDGsの達成に貢献することができす。

法人の方へ

連携企業