活動報告

フードバンクうわじま様にインタビューさせていただきました

全国フードバンク推進協議会では、加盟フードバンク団体と連携して、学校給食のない夏休み期間に子育て世帯への集中的な食料支援を行う「第11回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施しています。
今回は、本プロジェクトの参加団体である「フードバンクうわじま」をご紹介します。
フードバンクうわじまは、愛媛県宇和島市を拠点に、行政や社会福祉協議会、地域企業などと連携しながら、食料支援を通じて生活に困難を抱える方々を支える活動を行っています。活動への思いや日頃の取り組みについて、フードバンクうわじまの松島さんに、弊会インターン生の髙橋と事務局の大和田がオンラインでお話を伺いました。

Q. 設立の経緯や活動を始めたきっかけについて教えてください(髙橋)

松島さん:
もともとは、平成30年7月豪雨をきっかけに立ち上がった「うわじまグランマ(特定非営利活動法人U.grandma Japan)」という団体で、被災された方へ物資を届ける活動や、食を通じた支援を行っていました。
その後、コロナ禍でひとり親家庭や生活に困窮されている方への活動を行う中で、子ども食堂やフードドライブだけでは十分に支援が行き届かないと感じるようになりました。そこで、うわじまグランマの活動に加え、生活に困っている方へより確実に食料や物資を届けることを目的とした「フードバンクうわじま」を新たに立ち上げました。

Q. 普段はどのような活動をされていますか(髙橋)

松島さん:
行政や社会福祉協議会と連携し、生活に困難を抱える方々への食料支援を行っています。月に1回、ひとり親家庭などを対象に食品をお渡しする活動を行うほか、宇和島市や南予地域にある約40か所の子ども食堂への食品提供や活動のサポートも行っています。

また、事前にお申込みいただく際に状況を伺い、必要に応じて食品や生活用品をお渡ししています。食料を届けるだけでなく、相談内容に応じて適切な支援につなげることも大切にしています。
食品は地域のスーパーで実施しているフードドライブや企業からのご寄贈に加え、農家の方からいただいた規格外野菜なども活用し、地域の皆さんと支え合いながら活動しています。

Q. 第11回フードバンクこども応援全国プロジェクトでは、どのような活動を予定されていますか(髙橋)

松島さん:
今回のプロジェクトでは、夏休み期間ということで、ひとり親家庭を中心に食品をお届けする予定です。食品をお渡しする際には、ご家庭の様子や困りごとを伺いながら、気軽に相談していただける関係づくりを大切にしたいと考えています。
また、食料支援をきっかけに地域とのつながりを深め、安心して子育てができる環境づくりにつなげていきたいと思っています。

Q. 活動にあたって大切にしていることを教えてください(髙橋)

松島さん:
私たちは、「食」には人と人をつなぐ力があると考えています。
例えば、地域や支援機関との接点を持ちにくい子どもやご家庭でも、食料を届けるために訪問すると玄関まで出てきてくれることがあります。食を届けることが、その子どもやご家庭との信頼関係を築くきっかけになっています。


食料支援は、お腹を満たすためだけのものではありません。食をきっかけに人とのつながりを生み出し、暮らしを支えることを大切にしています。

Q. 活動を続ける中で工夫されていることについて教えてください(髙橋)

松島さん:
支援を必要とする方の状況はさまざまです。そのため、その方に合った支援は何かを考えながら活動しています。
例えば、継続的に支援を希望される方については、必要に応じて行政とも連携しながら、支援の方法を検討しています。また、ライフラインが止まり、調理が難しい状況にある方には、防災食やレトルト食品など、調理をせずに食べられる食品を選ぶよう工夫しています。

また、私たちは「フェーズフリー」※の考え方を大切にしています。一つの団体だけで支援を担うのではなく、地域の支援機関と日頃から役割を分担し、顔の見える関係を築くことで、災害時にも支え合える地域づくりにつなげたいと考えています。


※フェーズフリーとは
「日常(いつも)」と「非常時(もしも)」を分けず、普段の取り組みや人とのつながりを災害時にも役立てるという考え方。

Q. これから新たに始めたい事業や活動があれば教えてください(髙橋)

松島さん:
今後は、近隣のフードバンク団体との横のつながりをさらに広げていきたいと考えています。日頃から連携を深めることで、活動について気軽に相談し合えたり、大規模災害が発生した際にもお互いに支え合える関係を築いていきたいと思っています。
また、私たち自身も豪雨災害を経験した団体として、災害で困っている地域があれば、これからも物資支援などを通じて、手を差し伸べられる活動を続けていきたいと考えています。

インタビューを終えての感想(インターン生 髙橋)

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インタビュー中の様子(インターン生 髙橋)

今回お話を伺う中で、フードバンクは単に食料を届けるだけではなく、「食」をきっかけに一人ひとりに寄り添い、人とのつながりを生み出す役割を担っていることがとても印象に残りました。
また、そのような支援は、行政や社会福祉協議会、地域企業など、多くの方との連携があってこそ成り立っていることも学びました。必要とする方へ確実に支援を届けるためには、地域全体で支え合う仕組みづくりが大切なのだと実感しました。
今回のインタビューを通じて、フードバンク活動の役割や地域とのつながりの大切さを学ぶことができ、私自身にとっても大変貴重な機会となりました。

フードバンクうわじまの詳細はこちら
URL:https://www.fb-kyougikai.net/groups/uwajima.html

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