活動報告

休眠預金活用事業の実行団体を訪問し、意見交換を行いました

全国フードバンク推進協議会では、2026年度休眠預金活用事業において、資金分配団体として「ケアリーバーに対する食料支援モデル構築事業」を実施しております。本事業は、児童養護施設や里親家庭など、社会的養護のもとで育ち、自立する方(ケアリーバー)や自立を控えた方が、必要なときに食料支援だけでなく地域のさまざまな支援につながる仕組みづくりを目指しています。

このたび、助成先の実行団体である認定NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインとNPO法人フードバンク山口を訪問しました。今回の訪問では、両団体の活動現場を視察するとともに、それぞれの地域に合った支援モデルをより良いものにするため、事業計画について意見交換を行いました。

地域の居場所づくりとフードバンク活動が一体となる「フードバンク北九州ライフアゲイン」

認定NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインでは、食品をお届けするフードバンク活動に加え、地域の子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりにも長年取り組まれています。

施設内には、子どもたちがイベントを楽しめるスペースや、宿題をしたり卓上ゲームを楽しんだりできる座敷が設けられており、日常的に地域の子どもたちが集う環境が整えられていました。また、階段には地域の方が切り出した竹が飾られ、願い事が書かれた短冊が掛けられているなど、地域との温かなつながりを感じることができました。

事業計画の意見交換では、ケアリーバーへの支援を継続していくために必要な取り組みを整理するとともに、地域の実情に合った支援の進め方について意見を交わしました。フードバンク活動と地域の居場所支援が一体となっている強みを生かし、食料支援だけでなく継続的なつながりづくりにつながる支援モデルについて方向性を共有しました。

県内の広域ネットワークを支える「フードバンク山口」

NPO法人フードバンク山口は、山口県宮野庁舎に事務所を構え、県内9拠点のハブとして、フードドライブで集まった食品や企業等から寄贈された食品を各地域へつなぐ役割を担っています。

現在は、ボランティアの皆さんが賞味期限やアレルギー表示の確認、管理番号の記入などを丁寧に行い、適切な食品管理を支えています。また、より効率的で正確な管理を目指してシステム化にも取り組まれており、県内各拠点の状況に合わせた運用をどのように進めていくかが今後の課題として共有されました。

ケアリーバー支援については、これまでの取り組みで培われた地域とのネットワークを生かし、支援が進められています。今回の意見交換では、個人への支援だけでなく、施設を経由した支援の仕組みや、事業を継続していくための制度設計について話し合いました。

現場での学びを今後の事業へ

今回訪問した両団体では、いずれも適切な食品管理のもとで食品を必要な方へつなぐとともに、地域住民やボランティア、企業など、多くの方々の支えによって活動が展開されていました。地域からの支援や個人の協力が広がっていることは、フードバンク活動を支える大きな力になっていることを改めて実感しました。

また、両団体とも、それぞれ異なる地域特性や支援の仕組みを生かしながら、ケアリーバーへの継続的な支援を模索されていました。現場での取り組みを直接確認し、実情を共有いただいたことで、地域に根差した支援モデルをともに検討する大変貴重な機会となりました。

全国フードバンク推進協議会では、今後も各実行団体と対話を重ねながら、フードバンクによる食品提供をきっかけに、ケアリーバーが必要な支援につながる地域ごとの支援モデルの構築に伴走してまいります。

■認定NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインの詳細はこちら

URL:https://fbkitaq.net/

■NPO法人フードバンク山口の詳細はこちら

https://fbyamaguchi.org/

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