活動報告

令和8年熊本地震 フードバンク支援活動レポート⑦

令和8年熊本地震の発生から2か月が経過しました。

全国フードバンク推進協議会は、特定非営利活動法人POPOLOが休眠預金事業の一環として実施している「フードバンクつなぐ熊本プロジェクト」に参画しています。
同プロジェクトでは、POPOLO、当協議会の加盟団体でもあるフードバンクひのくに(特定非営利活動法人ひのくにスマイルプロジェクト)、災害支援団体の特定非営利活動法人YNF、全国フードバンク推進協議会が、それぞれの役割を分担しながら熊本での災害支援に取り組んでいます。

全国フードバンク推進協議会では、全国の加盟フードバンク団体と連携し、現地への支援物資の提供や企業からの寄贈食品のマッチング、情報発信など、現地での活動を支える後方支援を担っています。

発災から1か月の時点では、日常生活に戻りつつある地域がある一方、一部では断水や避難所での生活が続いており、被災状況やニーズを確認しながら支援活動が行われていました。
その後も現地の状況や支援ニーズは変化し、これまで把握されていなかったニーズや、新たに支援が必要となる状況も見えてきました。

支援を必要とする方まで届ける「ラストワンマイル」

被災地で活動するボランティア団体のネットワークから寄せられた情報を受け、フードバンクひのくにと特定非営利活動法人YNFは、宇城市の不知火地区へ食品などの支援物資を提供しました。

その際、この地区では、支援物資が十分に届いていない状況が確認されました。

現地では、物資不足のため営業を停止していた総菜屋さんが、食品などの支援物資を提供する場所となっていました。また、移動が難しく、物資を受け取りに来ることができない方には、地元の方々が協力して届けていました。

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不知火地区のお惣菜屋さんに物資を提供した際の様子

宇城市ではこのほかにも、フードバンクひのくにが災害支援団体からの要請を受け、地元のボランティアサークルへ食品を提供しました。このボランティアサークルでは、各区長などから寄せられるニーズをふまえ、支援を必要とする方へ食品や日用品を届けていました。

支援物資を地域の施設や災害支援団体の拠点まで運ぶだけでは、必要とするすべての方に届くとは限りません。さまざまな事情で物資を受け取りに来ることができない方もいるため、そこからさらに、必要とする方のもとまで届ける「ラストワンマイル」が課題となります。

全国から寄せられた支援物資も、フードバンクひのくにを通じて、こうしたラストワンマイルを担う地域の団体などへ提供され、必要とする方のもとへ届けられています。

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宇城市のボランティアサークル「うき真心の会」さんに物資をお届けした際の様子

また、被災地には、まだ支援につながっていないものの、食品や生活面での支援を必要としている方がいることも想定されます。

こうした方々の状況を把握し、必要な支援につなげるため、八代市・氷川町・宇城市・宇土市など、地震による被害が大きかった地域では、NPOなどによる戸別訪問を通じた状況確認や見守り支援が行われており、今後も実施される予定です。

一方、地震による被害が比較的大きくなかった地域でも、食料品店の営業停止によって食品を購入しにくくなっている地域があります。
また、地元の商店や近隣のショッピングセンターなどの営業停止に伴い、仕事を続けることが難しくなり、食料支援を必要とする方が増えていると見込まれる地域もあります。
こうした地域でも、戸別訪問や見守り支援が予定されています。

フードバンクひのくにでは、戸別訪問を行う団体に必要な物資を提供しています。今後予定されている被災世帯への戸別訪問や状況確認にあわせて、1世帯ごとに必要な食品を段ボールなどにまとめた「食品パッケージ」を用意することも想定しています。

全国フードバンク推進協議会でも、こうした戸別訪問や見守り支援の状況を確認しながら、現地で必要とされる食品や生活用品の確保・調整を続けています。

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戸別訪問に取り組む団体に食品を提供した際の様子     別の団体による戸別訪問の様子

支援を継続するための活動基盤

被災地へ食品や生活関連物資を届け続けるためには、現地で支援活動を行う団体の活動基盤を整えることも重要です。

「フードバンクつなぐ熊本プロジェクト」を通じて連携する全国のフードバンク団体からは、フードバンクひのくにへ支援物資が届けられています。スタッフの派遣も行われ、フードバンクひのくにの活動拠点で、支援物資の受け入れや配送などを担っています。

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加盟団体から提供された支援物資の一例       派遣されたPOPOLOのスタッフの活動の様子

さらに、フードバンクひのくにでは、福岡県を拠点とするフードバンク団体からの紹介を受け、福岡県内の企業様から支援活動に使用する車両を無償で貸与いただいています。

福岡を拠点に活動する認定NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインからは、県外から届く支援物資の一時保管場所として倉庫をご提供いただいています。

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車両を提供いただいた際の様子        倉庫を提供している北九州ライフアゲイン

こうした輸送・保管体制に加え、よりきめ細かな支援につなげるため、被害の大きかった地域の近隣に臨時の活動拠点を確保するための調整も進めています。

被災地では、復旧・復興に向けた取り組みが進んでいます。今後は、地域の経済活動の復興と両立しながら、支援を必要とする方へ必要なものを届けていくことが求められます。そのためにも、地域ごとに異なる復旧状況や支援ニーズを丁寧に把握していく必要があります。

全国フードバンク推進協議会では、フードバンクひのくにをはじめ、災害支援団体や全国のフードバンク団体と連携しながら、現地の変化を確認し、必要な食品や物資の支援につなげてまいります。

令和8年熊本地震 緊急支援募金へのご協力のお願い
全国フードバンク推進協議会では、被災地域のフードバンク団体と連携し、食品や生活関連物資の提供など、被災された方々への支援活動を進めてまいります。

今後も現地の状況に応じて継続的な支援が必要となることが見込まれます。皆さまからお寄せいただいたご寄付は、被災地域への食品・生活関連物資の輸送費、物資調達費、支援活動に必要な経費などに活用いたします。

被災地への温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


<令和8年熊本地震 フードバンクによる緊急支援募金>
■Yahoo! 募金
令和8年熊本地震 フードバンクによる緊急支援募金(全国フードバンク推進協議会)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5560003

■congrant(コングラント)
令和8年熊本地震 緊急支援寄付(全国フードバンク推進協議会)
https://congrant.com/project/zfkdonation/23848

■READY FOR(レディーフォー) 
令和8年熊本地震 フードバンクによる緊急支援募金
https://readyfor.jp/projects/174890

■銀行振込
銀行名:PayPay銀行
支店名:ビジネス営業部支店
口座種別:普通
口座番号:6471151
口座名義:一般社団法人全国フードバンク推進協議会一般口

■ゆうちょ銀行振込
銀行名:ゆうちょ銀行
記号:10830
番号:16648361
口座名義:全国フードバンク推進協議会

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