活動報告
フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)様にインタビューさせていただきました
フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)様は、弊会が加盟フードバンク団体と連携して実施している「フードバンクこども応援全国プロジェクト」の参加団体です。今回は、弊会インターン生の伊藤と事務局の井上が、フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)理事長の小野田さんにオンライン上でお話を伺いました。
小野田さん:
私たちは「フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)」という名称で活動しています。私たちの活動の原点は、2016年7月に、「みんなのごはん」という子ども食堂を神戸市北区で立ち上げ、10年近く活動を続けてきました。神戸市では、「すべての小学校区に子ども食堂をつくろう」という方針を打ち出したこともあり、市内では子ども食堂の設立が一気に進みました。
大きな転機となったのが、2020年の新型コロナウイルス感染の拡大です。子ども食堂を利用していたご家庭で感染者が出て外出ができず、食品確保が困難だという相談を受けました。
子ども食堂として今自分たちにできることをしようと考え、レトルト食品やパックごはんなど、すぐに食べられる食品を段ボールに詰めて玄関先まで届ける支援を始めました。支援を通じて多くの感謝の声が寄せられたと同時に、同様の困難を抱えるご家庭が他にも複数あることが分かってきました。
コロナ禍では対面での活動が難しい一方で、食を通じて人々とつながり続ける方法として、食品配布という形の支援が自然と広がっていきました。この取り組みは、感染状況が落ち着いてからも途切れることなく続き、現在のフードバンクとしての活動につながっています。
小野田さん:
現在のフードバンク活動では、基本的には拠点まで来ていただく形でお渡ししています。
新しい支援希望者については、本当に必要な方に届けるために、状況を的確に把握できるよう、できる限り一度お会いしてお話を伺うようにしています。
まずは食の支援を通じて、人と人との繋がりをつくる必要があると思っています。本当に困っている人ほど、声を上げにくかったりすることも多いです。そのため、何度か対話を重ね、傾聴しながらご家庭への食支援が必要なタイミングを判断するようにしています。そうして必要な方に届くよう工夫をしています。
小野田さん:
普段の活動の中で大切にしていること、理念として大事にしていることは、やはり人と人とのつながりです。食品を寄附いただけること自体が本当にありがたいことであり、感謝の気持ちはとても大切にしたいと思っています。それぞれの立場、役割の中で関わってくださっている皆さまに対して、感謝の気持ちを忘れずに、日々活動させていただいています。
小野田さん:
私たち人間のエネルギーの源は、やはり食事だと思っています。何らかの事情でおなかが空いていて、良いことって一つもないですよね。イライラもしますし、体調も崩しやすくなり、生活の色々な面に影響が出てきます。だからこそ、その時その時に何らかの理由で食の支援を必要とされている方がいらっしゃれば、企業の皆さまや行政の皆さまのお力もお借りしながら、少しでも食品をお届けできたらいいなという、純粋にその思いだけで動いています。
小野田さん:
学校給食がない期間というのは、子どもたちにとってお昼ごはん一食分が確実に減ってしまう時期だと思っています。様々な要因が重なって、子どもたちが本来食事を取るべき時間にきちんと食べられない状況が起こってしまうことがあります。ですが、そういうことは本来あってはならないと思っています。やはりお腹が空いていいことは一つもありません。
このプロジェクトのおかげで、その一食分や、何らかの足しになる形で子どもたちにつながっているという実感がありますし、実際に配布させていただいた方々から「本当に助かりました」「ありがたいです」といった声も多くいただいています。
食品の箱詰め作業やお渡しの場面では、ボランティアの方をはじめ、さまざまな方のお力添えをいただくことで、新たな人とのつながりも生まれています。このプロジェクトを通じて、必要な子どもたちに食品を届けられていること、そして私たち自身のつながりも広がっていることを、とてもありがたく感じています。
小野田さん:
毎年、近隣の大学の学生の方が参加してくれています。大体、新年度が落ち着く6月頃から参加してくださる学生さんが多いです。学生さんたちは本当に前向きでパワフルで、こちらが刺激をもらうことの方が多いくらいです。
もともと関わってくださっているボランティアさんは比較的ご高齢の方が多いのですが、世代を超えて同じ作業を一緒にすることで、不思議と通じ合えるものが生まれます。お互いに刺激を受け合いながら活動できており、その関係性自体も、この活動の大きな支えになっていると感じています。
小野田さん:
今回のプロジェクトでもお米を300人分準備しています。
食品をお渡しする際、私としては、できるだけ子どもたちの顔を見たいと思っています。子どもはすごく正直なので、学校で嫌なことがあったことや、嬉しかったことなど、そういう話もしてくれます。ただ食品をお渡しするだけではなくて、その時の体調のことであったり、最近の様子だったりを一言二言でも聞くことが、とても大事だと思っています。

インタビュ-時の様子(インターン生 伊藤と事務局スタッフ 井上)
今回インタビューをさせていただき、フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)様が「人とのつながり」や「感謝」を活動の軸とされていることが強く印象に残りました。
子どもたちをはじめ、食の支援を必要としている方々へ、食の支援を通してエネルギーの源を届けていらっしゃる姿から、私自身も人々へ活力を届ける行動をしていきたいと思いました。
お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきました小野田さんに、心より感謝いたします。
フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)様は、必要とする人々へ食料を届けることで生活支援に取り組む団体です。企業やボランティアと協力し、地域の支援団体やこども食堂のほか、児童養護施設や、福祉施設への食品配布を通じて、地域の人々の生活支援を実践しています。
フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)様の活動の詳細はこちら
http://kobeksnw.com/
donation
明日の食事から
希望を届ける活動を
応援してください
支援を必要としている人々に食料支援を届けるには、皆さまのご寄付が必要です。
ぜひともご協力をお願いいたします。



























